第3回 生命工学フォーラム

下記の通り、生命工学フォーラムを開催しました。この日も台風が佐賀を直撃しました。

日時: 9月7日(火)10時〜
場所: 理工学部8号館5階507号室(国際環境科学セミナー室)
演題: プロトンポンプH+-pyrophosphataseの分子構造と機能から見えること
講師: 前島 正義 (名古屋大学大学院・生命農学研究科・教授)


講演要旨:
 ピロリン酸(PPi)はATPの陰に隠れた存在である。PPiは,もともとATP由来であり,DNA, RNA, グリコーゲン,タンパク質等の高分子合成の過程で副産物として生成する。PPiを細胞から消去することによって高分子合成反応が進行する。植物の液胞膜に存在するH+-PPaseは,細胞質のPPiをエネルギー源として利用し液胞内にH+を能動輸送するプロトンポンプとして不可欠要素として機能している。この分子は他のH+-ATPaseとは異なり,単純な構造である。モデル分子として,PPiからH+輸送へのエネルギー転換の仕組みと細胞の中での機能を多面的に解析している。今回,この分子の生物界での分布,植物での役割,分子構造の詳細と機能との関連を紹介します。生物工学的応用も紹介できればとおもいます。


担当者:農学部 早川 洋一

「生命工学フォーラム」とは?
 教育研究支援施設である総合分析実験センターでは、分子生物学・細胞生物学・細胞工学などに関連したセミナーの開催を支援することにしました。会場の手配、全学の関係者への開催案内の配布、その他を行います。この活動による集会所のことを「生命工学フォーラム」と名付けることにしました。